5-0:複数の動画を扱ってみる。
 さて、前回パラパラマンガをちょびっと脱しました。動くし回るし拡縮です。
 今度は二つ(以上)の「動画」をいっぺんに扱ってみます。
 どんどんフラッシュらしくなっていきますな。

 「次は何を作ろう?」

 太陽と空と山ときたので…

 「雲を飛ばしてみる」

 お好みで鳥でも飛行機でもタ○ちゃんマンでも。

 これまで絵を動かすのは通常画面でやってました。通常画面は1個です。動く画面も1個でした。
ではどうやって2個(以上)の画面を動かすか。

二通りの方法があります。

その1、通常画面がダメなら固定画面でやればいいじゃないの。ベルs(以下略)
てことで、固定画面で画像を動かしてやる。
"固定画面は動かないって言わなかったかゴルァ!"と怒られそうです。
そのたうり。
その、動かないものを動かす方法が『スプライト』です。

 スプライトは、「独立したイベントを持つ一枚の絵」です。動いたり回ったり消えたりしちゃうのに「一つの画像」。動いてる絵ですが一つなので、「固定してるから固定画面」という法則とは矛盾しなくなります。賢いなあスプライト。
 いうなれば「もうひとつフラッシュを作って、組み合わせる」という感じです。


その2、こちらは「通常画面で作った動画をフレームをさかのぼって表示」します。
動作中の通常画面に、別の通常画面のイベントを巻き戻して重ねるです。なのでこっちはスプライトみたいに固定画面ではなくて、いっぺんに複数の通常画面を動かすことができます。
これを『ロールバック』といいます。



 『複数の動画を動かす時にはスプライトかロールバックの二つの方法がある』
 『スプライトは独立したイベントを持つ固定画面』
 『スプライトは一つの画像として扱われる』
 『ロールバックは通常画面をフレームを遡って表示する』
 『ロールバックは通常画面を複数動かす事ができる』